アユリンガル(Ayuwringal)とは、圧倒的な情報量と無秩序が織り成す繊細で時に攻撃的な音色が特徴のノイズミュージックという音楽の一ジャンルを髣髴とさせるファッションの提案である。
複雑で無秩序であるにもかかわらず、どこか幾何学的かつ繊細な柄(テキスタイル)を衣服に取り込もうという試みであり、
同時に、ノイズミュージック系ファッションという分野の確立を目指すものである。

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基本的に下描きなしの手描きで服に直接柄を施しているが、これはノイズミュージックではよく見られる"即興演奏"にあやかっている。
「これを逃したら二度と同じものは見ることができない(手に入れることが出来ない)」一期一会の即興性を強く全面に押し出しているのである。
さらに、立体になっている部分や縫い目、前面から背面にかけてにも違和感なく柄が続いて描かれているのも、Tシャツなどカットソー製品はともかく、
シャツなどの布帛製品では手描きだからこそできるポイントだろう。

 

録音、データ化された音楽のような立ち位置としてプリントTシャツなども提案している。

そのサブプロジェクトとして『アユリンガルず』も展開している。